2010年12月12日

~2010/12/12~

恩師の家で、半分寝ている頭で読んだ記事から



うねるような暑い夏

「何もない」を求めて男数人が無人島に渡った

しかし波はフラットでサーフィンが出来ない

食料を調達をしようにも、知識も経験もない

やる事がなく途方に暮れて、涼しくなるのを木の日陰でひたすら待った

夕方、食料は釣りをして得た大きなナマズ(だったと思う)1匹のみ。

岩に頭を叩きつけて殺した

男数人でそれを分け合った

選択肢があれば、決して食べない生臭い魚

男は、持ってきた酒を氷もない手作りのコップでヌルイまま飲んだ

翌日、男達は一旦島を離れて都会へ戻る事にした

誰一人反対はしなかった

好きな物を腹いっぱい食べた


「何もない」を求めて行ったのに

波を求め

日陰を求め

氷を求め

快適を求めている事に気付いた

「何もない」

を求めていたのにだ

自分が常に何かを欲している事に気付いた時、男たちの本当の「何もない」旅が始まった



これを読んで僕は思った

僕は「今」に敏感に生きている人間なのだろうか・・・と

「何もない」を受け入れられるだけの強さのある人間なのか・・・と

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